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HuMAの活動
2019台風19号被害に対する支援活動


報告書 

活動日:2019年10月21日
主な活動場所:長野県長野市
 

 

本日の活動概要 
昨日同様、豊野東小学校、北部保健センター、豊野北公民館、長野運動公園で避難所アセスメントをおこなった。夜間は、長野運動公園体育館を巡回。また、ボランティアセンターにて救護所の設置、ボランティアの健康状態の確認、衛生面の助言、トイレ環境の確認など運営支援をした。

【避難所アセスメント】
@豊野東小学校
小学校は明日まで休校。大部分の避難者は片付け等に外出されていました。靴や泥かきなどの道具類が土のついたまま生活空間に持ち込まれていたので、袋に収めて持ち込むようにしてもらいました。避難者がやや増えパーテーション使用者も目立ってきました。変わらずシートに毛布のままで過ごしている家族もおり、衛生状態は引き続き注意が必要です。トイレまでのルートに支援物資が並べられている導線についても、管理者の方々と一緒に整備するなどの形で介入していこうと思います。

A北部保健センター(福祉避難所)
車いすや杖などを使用している避難者5名は、デイサービス、入浴、片付けなどで出かけており不在でした。夜間に一人3回くらいの排尿介助に対応できるマンパワーが必要とのことでした。弁当は届いても、物資は市からは届かず、衛生用品などは購入しているそうです。テレビがなく、新聞などの情報源が必要です。無料のお風呂券やタクシー券をもらっても介助する人がいなければ無用の長物になってしまいます。市が取り決め開設した避難所でありながら公的なサービスが行き届いていない実態を担当保健師と共有し、今後の運営方針や提供できるサービスなどを明確に示していただくとしました。

B豊野北公民館
避難者がやや増え、物資があふれるようになって手狭な印象がありました。区の職員が工夫して整然と物資を並べていました。自動ラップ式のポータブルトイレを男女1基ずつ入れてもらったが、薬を入れてリモコンを指定された秒数押して…など高齢者には使いにくいので、1名しか使っていない、とのことでした。照明やスペースを確認、安全性には問題がないことを点検したうえで、シンプルな使い方の説明ポスターをその場で作成して掲示、区の担当者にもよく説明しました。

片づけ中、階段から落下し、右臀部から大腿部裏が内出血になっている男性の情報を得ました。昼間は片づけに出ていて医師に診てもらう時間がなく受診につながらないとのことで、保健所につなぎました。また、受診のためのタクシー券が西小学校に行けば提供される旨の情報を提供しました。

C長野運動公園避難所
引継ぎにあった昨日までの男性有熱者は解熱し、捻挫した女性は不在でした。聞き取りを行っているうちに、元々入浴に介助を必要としている方が、家族が異性であるためこの避難生活中に入浴が出来ていない現状が分かりました。管理者より歩行の問題で先述の自動ラップ式ポーターブルトイレを導入したい方がいるが、体育館内の設置場所についての相談を受け、メリットとデメリット、周囲の理解の必要性、生活環境にトイレや汚物入れがあることの問題を助言しました。ノロウイルス対応のセットが配布されましたが、非医療者にとっては厳重な感染予防体制が難しく感じられるかと思います。引き続きサポートをしていきます。

【長野市北部災害ボランティアセンター(ボラセン)での健康管理】
本日より救護面での担当をすることになりました。

ボランティア数、個人454人、団体(2団体)83人、計537人。 9時からボランティア受付開始、ボランティアの体調や個人装備を確認しながら、防塵マスクや軍手、ゴム手袋、ヘルメット等の配布をボラセンスタッフと一緒に行いました。多くの方が防塵マスクを持参しておらず、初めて装着する方には装着方法について説明をしました。 作業のオリエンテーションに関しては、受付の時点で全員に「活動時の注意事項」を配布、社会福祉協議会(社協)のスタッフがさらに口頭で行いました。ボランティア経験がなく、普段着の装いで来る方もいたため、説明をするだけでなく安全に作業できる装備であるか、スタッフが確認していける方向で調整していきたいと思います。

傷病者発生時には、原則、ボランティア⇒社協⇒HuMA担当者携帯の順でつなぎ、対応をすることになりました。祝日・休日には、当番医の把握をしておくことが必要なため、HuMA撤収後のこともふまえ、社協に依頼しました。 ボラセン立ち上がりから6日目ですが、受援体制が整っておらず、物資の整理をはじめ、指揮を執る方がほとんどいない状況で、作業に必要な物品の並べ方や足洗い場の作り方、手洗い・うがい等について、これまでの方法を伺いながら助言しました。

バスはマイクロバスと大型バスで送迎をしていますが、15時半に作業を終了したグループが17時まで迎えのバスに乗車できず、寒さを訴えるというトラブルも生じ、社協のほうで対応策を検討することになりました。本日、最終のボランティアが帰路についたのは18時、センターの片付けも暗くなり始めてから始め、終了が遅くなります。ボランティアもスタッフも疲労の原因となることから、本日の振り返りをもとに、班体制とスタッフ配置の見直しについて提案しました。トイレは施設内のものを使用しており問題ありません。しかし、更衣室がなくトイレで更衣をしている方もいるため更衣室の設置、その他、水道蛇口をホース二又で分けることや手洗い用水タンクとバケツの設置について提案しました。

明日10月22日は雨天予想にて、ボランティア受付は行いません。10月23日からは、8時のスタッフミーティングにも参加のうえ、支援していく予定です。

【被災したむらかみ整形外科クリニックの訪問】

浸水してしまい、病院機能が停止しているとのことで、本日訪問しました。 昨年開業した病院で、上水内郡には他に医療機関があまりなく地域としても待望の病院であったとのことです。 1階はすべて浸水し、電子カルテ、ベッドやレントゲンなどの診療器具などはすべて使えなくなっていました。病院は現在閉鎖していますが、今後は他クリニックをお手伝いするなど、地域医療に貢献することも考えているとのことでした。

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【福島県の状況について】
いまだ広域にわたって甚大な台風による被害が発生しています。HuMA医師が調査を続けています。福島の浜通り(海側地域)を縦断しました。医療施設被害も一部に見られますが、やはり一番大きいのが断水の影響のようです。 避難所より知り合いの家などに避難している方が多く、追跡が困難な状態でした。 泥かきボランティアの話によると、揮発性物質が充満した状態の町工場などもあったようで、 今後、自宅の掃除の際に鼻炎・結膜炎などの眼科・耳鼻科・呼吸器疾患が増加する可能性があります。 情報収集を長期的に行う必要があると思われます。

 
避難所で健康相談。足の指の痛みを訴えた方の
処置を行う
処置だけでなく、
生活上の注意事項などについて説明することも

本日よりボランティアセンターで運営支援開始 多くの方がボランティアとして訪れる
 HuMA Facebookでも報告を掲載しています  


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