活動日:2019年10月26日 主な活動場所:長野県長野市
【本日の活動概要】 避難所支援、医療相談、避難所アセスメント、災害ボランティア救護支援をおこなった。 【長野市北部災害ボランティアセンター救護所支援】 本日も引き続き北部災害ボランティアセンター(以下、ボラセン)救護所をHuMA看護師が担当しました。今日から賛育会職員がボラセンスタッフとして入り、看護師3名が救護所に配置されたことから、オリエンテーションを行いながら一緒に活動しました。 北部ボラセンでは、本日より新たに特養りんごの郷にサテライト(支部のようなもの)、りんごサテライトが開設されました。被災地域では、色々な場所で災害ごみの集積が問題となっていることから、地域清掃プロジェクトと称し、自衛隊、地域、NPO、ボランティアによるごみの運搬が開始されています。 救護所では、ボランティア出発前の健康状態および服装、マスク、ゴーグルなどの個人装備の確認を行い、必要に応じ、作業時の防護の必要性や防塵マスク装着方法について説明を行います。また、テント型仮設トイレの使用方法についてもオリエンテーションを何回か行い、応援スタッフに引き継ぎました。 本日のボランティア数1,008名、ガラスの踏み抜き、ガラスによる切傷の処置件数が2件ありました。怪我の方は軽症でしたが、応急処置後、長野市立病院に受診してもらいました。その他、社会福祉協議会(社協)で把握した事例では、ぬかるみにはまり転倒し腰を痛めた人や釘の踏み抜き、体調不良者がいたとのことです。傷病者発生時のサテライトでの対応や本部との連絡体制強化のため、「傷病者発生時の対応」フローチャートを作成し、明日から各サテライトに設置を依頼しました。また、ゴーグル、踏み抜き防止用インソールなどは社協で手配していただきました。一昨日は、重い物が倒れ救急搬送となったボラセンもあったため、特にごみの搬送作業には注意喚起が必要です。 その他、足洗い場等、作業後のボランティア受け入れ体制をコーディネートし、今後、応援スタッフのみで足洗い場からうがいまでを運営できるよう関わらせていただきました。本部の方は概ね受け入れ体制が整ってきたため、今後は、仮設トイレや手洗い場などの衛生管理が課題であるサテライトの巡回を検討します。 【避難所支援、医療相談、避難所視察】 朝は保健所での会議に参加、本日の各チームの活動に変更が無いかの確認がありました。本日は、ボラセン担当のHuMA看護師以外のメンバーは、引継ぎ目的で全ての活動地を視察、また巡回診療を行いました。 今日は初めて北部スポーツ・レクリエーション(スポレク)を視察に行きました。これまで他NPO団体が担当していましたが、本日で撤収とのことです。北部スポレクは大きなドーム型のホールで、床は砂交じりの人工芝らしく、その上にブルーシートを一面に広げて使用しています。現在170名の避難者がおられます。子供が多く、保育所もあります。段ボールベッドはありますが、使用していない方もいました。天井は自然光で非常に明るいのですが、冬季にはかなり寒くなりそうです。ここでは毎日午後1時から関係者会議がありますが、会議参加の要請を受け、28日に参加することになりました。 その後、豊野北公民館、豊野東小学校、北部保健センター(福祉避難所)で合計5名の患者対応をHuMA医師と看護師で行いました。夕方には、保健医療調整会議に出席しましたが、風邪の症状の避難者が出てきているそうです。インフルエンザ・ノロウイルスなどにも注意を払う必要があります。