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2012-2015東日本大震災被災者支援
〜福島県飯舘村での健康増進活動事業〜
TOHOKU - PACIFIC OCEAN EARTHQUAKE


 

「全村見守り隊支援」第八期事業:二次本隊 報告書

派遣地・期間 : 福島県飯舘村いちばん館・2015年6月27〜28日


健康相談所の様子 健康相談の様子
健康相談と… ハンドマッサージも行いました!

活動内容全般について
行程:当日朝に東京を出発、10:30頃福島駅に到着。BHNのスタッフ2名と合流し車で飯館村へ向かう。途中、昼食休憩を入れ、昼には飯舘活性化センターいちばん館へ到着。BHNの方といちばん館のスタッフへ挨拶をし、健康相談のための会場設定準備と備品の確認を行った。見守り隊の皆さんへ自己紹介を行い、健康相談の開始についてアナウンスした。

<開始・終了時間>
27日:13:00〜16:00 28日:8:00〜11:00

<備品>
アネロイド式血圧計(2)、ベル型聴診器(2)、体温計(1)、紙マスク(10)、ゴム手袋、アルコール綿、記録用紙(初回用・複数回用。不足あり、BHNスタッフにてコピーをお願いした)、ペンライト、筆記用クリップボード(2)、手指消毒剤、HuMA旗 ハンドマッサージ物品(BHNで準備)、バスタオル2枚、ハンドタオル多数、ビニール袋、べビーオイル×4本、バケツ(使用済みタオル入れ)

医療相談について
27日 男性3名、女性9名、計12名。内、初回相談2名。
 ・健康相談のみ 3名
 ・相談+ハンドマッサージ:9名

28日 男性1名、女性8名 計9名。初回相談なし。
 ・健康相談のみ 2名
 ・相談+ハンドマッサージ:7名

健康相談は主に既往歴に対するセルフケア行動の確認と生活指導が多いこと、ハンドマッサージの希望者が多数であることから、医師と看護師で対応を分けずに行った。ガングリオンと思われる腫瘤の診察など、必要に応じて医師へ声かけ、診察依頼を行った。

訪問先の情報について
除染の廃材や土を入れたフレコンバッグが仮置き場に積み上げられており、隣の村の除染用バッグの受 け入れなど、自治体レベルでの問題も浮上していた。帰村宣言の見通しや帰村の意思決定を迫られる時 期にあり、国からの補助金の終了など今後の生活に対する不安も大きい。若い人々は帰村する意思がな く、ある集落では帰村するのは高齢者のみで半数程度とのこと。 以前まで入っていた月2回のマッサージが村の予算の都合で受けられなくなっている。

飯舘村での活動で気付いたこと
月2回のタイ式マッサージがなくなり、ハンドマッサージのニーズが高まっている。肩こりや日々の生活の疲れも大きく、ハンドマッサージを受けることで身体がぽかぽかして気持ちいいと笑顔で話される方も多く、人の手のぬくもりとマッサージによる相乗効果で身体的にも精神的にも癒しが得られているよう。

健康相談に関しては、血圧や血糖のコントロール、体重管理など既往疾患への生活指導に関する内容が多く見られた。自分のやり方で問題ないかという相談に対し、セルフケアできていることを承認すること、少し改善が必要な点について補足する程度の関わりが多い。また、医療機関で受けた診断に対しての質問もあり、検査結果と診断との関連について医療機関で解消できなかった疑問を解決されるセカンドオピニオンに近い相談もあった。前回整形外科受診をすすめられ、後縦靭帯骨化症の診断に至った方もおられ、ちょっとした健康相談の中から適切に異常を拾い上げることができていると感じた。

飯舘村への帰村の意思確認が明確になりつつあり、帰村の意思を固めている人もいた。若い人々が村に戻らないことで「コミュニティーの崩壊を実感した、ふるさとってなんだろうなぁと考えてしまう」と発言する方もいた。国からの助成金が絶たれてしまうが、農業や酪農などを生業とされてきた方々は生計を立てる手段がなく、再開の見通しもない。帰村したいという思いと生活に対する不安の中で日々葛藤されている。HuMAやBHNスタッフへ話すことで気持ちが少し楽になる、村の抱えている現状を発信できる場所があって欲しいという発言もあり、支援活動を継続する意義を実感した。

HuMAが継続支援を続けることで、飯舘村内の活動だけに止まらず活動レポートを通して村の現状を幅広い層へ発信するという効果も大きい。孤立感を感じず復興に向けて前進し続けられるよう、長いスパンで寄り添い見守ることの重要性を感じた。


今後の改善点
マッサージ中のお話で肩こりがひどいという意見も多く、見守り出発の時間の都合でできなかったが、ハンドマッサージ中に肩のホットパックを追加実施すればよかった。 男性はハンドマッサージを遠慮する方も多く、全体的に、2日続けてマッサージしてもらうのは申し訳ないと遠慮される方も多いようで、負担に感じない程度に積極的に声かけし、お誘いに行けばよかったと思った。

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