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2012-2015東日本大震災被災者支援
〜福島県飯舘村での健康増進活動事業〜
TOHOKU - PACIFIC OCEAN EARTHQUAKE


 

「全村見守り隊支援」第九期事業:四次本隊 報告書

派遣地・期間 : 福島県飯舘村いちばん館・2015年10月24〜25日

健康相談所の様子 健康相談の様子
   
 
健康相談所の様子 健康相談の様子

活動概要
関東・関西方面より各1名ずつの看護師2名にて活動実施。東北新幹線内にて合流。10時半頃福島駅に到着。BHNメンバー2名と合流し、飯舘村へ。途中、川俣町にて昼食をとり、12時半に飯舘活性化センターいちばん館へ到着した。

<開始・終了時間>
24日;12:30〜16:00
25日;8:00〜11:30

医療相談について
24日:男性2名、女性8名、計10名。内、初回相談1名(健康表持参あり)
25日:男性0名、女性9名 計9名。内、初回相談0名

飯舘村の現状について
いちばん館周辺を含め、土日返上にて除染作業が進んでいる。同行してくださったBHNスタッフのお話では、休耕田・休耕畑を整地仕直し、除染廃棄物の仮置き場として土地を確保しているとのことであった。除染が急ピッチで進む一方、除染廃棄物のダストバッグの数は急速に増加しており、村内の至る所に廃棄物仮置き場が増えている状況であった。飯舘村の帰村予定は平成29年あたりを目処としているが、除染状況を含め帰村が完全決定するのはもう少し先になるとのことであった。実際のところ、どれだけの村民が帰村するかは全くもってわからないという状況のようである。

見守り隊の業務体系は、日勤・中勤という体制に変化はない。夜勤がない分負担は減ったように感じるが、日勤の朝一で来る方は早い方だと3時ごろの起床という話を聞いた。現在、メンバーに関しては大きな入れ替えはないとのことであった。

飯舘村での活動で気付いたこと
タイ式マッサージがなくなってしまったが、ハンドマッサージを楽しみにしている方が多い印象を受けた。相談者の内訳を見ると、HuMAの相談を毎回受ける方も多く顔馴染みの方が多く見られた。新規相談者は毎回1名程度であり、全ての見守り隊メンバーを把握できてはいない。BHNスタッフのコーヒーサービスに来られる方は多いが、自分には必要ないと健康相談を断られる方がいるのは致し方ない部分かもしれない。

ハンドマッサージのみ希望されている方でも、マッサージ中にお話を聞いていると健康面を含め、現在の生活のこと・今後のことなどをお話してくださる方は多い。

医療面に関しては、基本的にかかりつけ医をきちんと受診してる方が大半である。ただ、かかりつけ医では中々お話できないことをHuMAの健康相談時に話される方が多い印象がある。健康において改善をしていきたいと思っている反面、現在の生活からくる苦労・ストレスを改善しにくい環境であることには変わりなく、疾患の治療と生活面の改善に対して、どうにかしたいがどうにもならないという相談が変わらず多いのは現在も同様である。


今後の展望
2か月に一度の健康相談となっているが、HuMAの支援活動としての認知度はしっかりされており、4年の活動の成果は着実に現れていると言える。BHNスタッフから聞いた話では、飯舘村議会において全村見守り隊の健康面を心配する意見が出されたことを聞いた。行政機能としては仮設住宅・借り上げ住宅へのウエイトが大きく、マンパワー不足なのは現在も変わりないとのことである。帰村に関しては、もう少し先になることから健康相談事業の継続は必須であると言える。今までの健康相談を含めた経緯から見ると、予算などの部分から支援が徐々に減少しているのは周知の事実である。来年度に関することはまだ決定はされていないとのことであったが、全村見守り隊の活動は継続される見通しであることを聞いた。実際、予算などの面が左右してしまう部分であるが、要望が出される限りは、この事業の継続は必須であると言える。

また、三次本隊も述べていたように、帰村に向けて飯舘村はまもなく大きな選択をする時期に入ってくる。その点に関して不安を募らせる見守り隊の方が増えているのを感じた。今後は、そのような点に関してもフォローアップは大変重要であると考えられるため、要望が続く限りはHuMAの事業としての継続すべきと考える。


活動における改善等について
ハンドマッサージに使用するタオルの洗濯はBHNスタッフに依頼をしているが、負担にならないかと尋ねたところ、これぐらいは大丈夫との返答であった。今後、飯舘村の帰村に向けての取り組みに合わせるのであれば、土日のみの活動だけでなく、平日の活動も考慮し、可能な限り多くの見守り隊の方々の相談を受けられるような方法を選択すべき時期に来ていると思われた。

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