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HuMAの活動
2015常総市豪雨災害に対する看護支援



報告書(二次隊)

2015年10月24〜25日・常総市あすなろの里

活動動内容全般について
第一次隊看護師より情報提供を受け、それに添って活動。
8:30〜全体ミーティング(司会;常総市高齢福祉課)
8:40〜ラウンド(自己紹介、血圧測定・当日のイベントへの勧誘及び声かけ、状態観察)
9:50〜居室換気(館内アナウンス後)
10:00〜血圧測定(作業棟)
11:00頃〜再度ラウンドと居室スペースでの血圧測定、気切部の消毒等
12:00頃〜昼食・記録
13:00〜午後のイベント開始
(24・25日は週末のため大きなイベントは無く、看護師によるハンドマッサージを実施)
午前の有熱者やバイタル異常、要観察者の再検とケア
16:00〜記録整理

医療相談について
・血圧測定時や処置・ケアの際に健康相談を受ける。
・24日ハンドマッサージ16名
・25日ハンドマッサージ6名(作業棟で足湯とフットマッサージも有)
・血圧測定25〜30名程度(自動血圧計での自己測定者は別)
・体温測定2〜3名
・気管切開部の消毒・ガーゼ交換等

訪問先の状況について
災害慢性期特有の、慢性疾患の薬切れや自己管理不足と思われる血圧上昇者が数名有り。かかりつけ医は被災しており受診できないため近隣の診療所で診察を受けている。抑うつ、引きこもり、孤立等も数名確認するが外部者との関わりを避けているため、市の保健師が関わっている。高齢者の孤立者は不安・焦燥・被害妄想等の出現も見受けられているが、様子観察中である。

全体的に声かけやイベントへの誘導が必要。

気温が下がり、上気道炎の症状(咽頭痛・咳・鼻汁等)を訴える被災者も少しずつ増えている。マスク・手洗い・うがいの励行やゴミの整理・換気等の環境整備に地道に取り組まれている。NGOさくらネットワーク経由のボランティアが入れ替わり立ちかわり訪問している。11月末を目処に避難者をアパートや県住等に移転させたい様子があるが、勧められた県住はつくば市より遠い上に何年も居住されていないため室内はカビが繁殖しているような状態との事。24・25日で被災者に聞き取りで移行調査を実施、その結果で検討するとの事。

独居の高齢者は、避難所が閉鎖されれば住む場所がなくなると一層不安感を強めている。支援物資も常総市には届いているようだが、避難所に配布するための仕分けができず、倉庫に置かれたままとの事である。

あすなろの里での活動で気付いたこと
保健師や市職員の疲弊が色濃く、ボランティア団体が入れ替わり立ちかわりで支援に入ってくるのも対応しきれていない様子。各団体の支援者からは、市職員や保健師への要望(支援者の活動の幅を広げ促進するように/避難者の食事内容を改善するように等)も強く打ち出されることもあるが、現状での対応は困難を極めている。インフルエンザワクチン接種等も含む災害支援法の適用が最終決定されていない様子。その為食事の改善も打ち出せない。現状での疾病予防と異状への対応に追われている。

保健師は発災から3週間不休で災害対応に追われ、現在でも週1日の休暇が取れればよい方だと話していた。避難者だけでなく保健師や市職員への支援は優先順位として高いと考える。市の高齢福祉課が、各支援団体が自己主張しすぎないように全体を調整・統括することは、市の予備力がないため困難ではないかと感じた。

慢性期・復興期への支援は、細く長い継続支援を中心に考えないと被災地域にとっては逆に負担になるのではないかと考える。

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